展示室の面積は48平米(事務所含む)です。館内の眺めを写真で紹介します。唯一の屋外展示、テレビアンテナです。VHFアンテナは今では貴重です。探すのは大変でした。屋根の上にまだあるという方は大切にしてください(笑)。エントランス:博物館の受付です。感染対策のためにビニールシートを貼りました。やってみると防寒対策にも効果があることがわかりました。受付から入って正面、導入部の展示です。放送が始まった頃のラジオ一式を展示しています。ラッパ型のスピーカと、角型のループアンテナが、当時のラジオを象徴する図案です。手前下にあるのは大型のバッテリーと充電器です。スピーカでラジオを聴くには、これだけの大掛かりな設備が必要でした。草創期のラジオの雰囲気をつかんでいただければと思います。第1展示室:放送開始から1954(昭和29)年までのラジオ、電蓄、家電などを展示しています。戦前の電蓄コーナーです。米RCA Victor の名機RE-45(1929年)と、日本オリジナルの長時間フィルムレコード、フィルモンの再生装置(1938年)です。フィルモンのこのタイプで現存するのはこれ1台だけだと思います。当館自慢の展示品です。第一展示室の最後は電蓄と初期のイギリス製テレビです。どちらも1953年の高級品です。電蓄ではSPレコードを聴くことができます。家電コーナー:第1展示室と第2展示室のブリッジ部分に、高度成長期の初期の家電製品を展示しました。第2展示室:1955(昭和30)年以降のラジオ、テレビ、ステレオ、ビデオ、家電などを展示しています。企画展示コーナー:定期的に企画展を開催しています。寄贈品展示コーナー:寄贈いただいた品物をしばらくの間展示しています。